小岩「銚子屋」で昼から呑む
昼から酒を呑む。我ら人類に許された最後の自由である。
昼なのに居酒屋の暖簾が出ていることに少し違和感を感じるが、入ってしまえばまるでそこはおじいちゃんちの茶の間のようた落ち着いてしまう。
まずはビールを頼む。キリンとアサヒがある。
もちろんキリンだ。異論は認める。
この日は少し朝ばむ気温。1杯目のビールがするりと胃の中に収まる。
さて、何をアテにするか。
ビールに合うメニューを探す。そう、餃子である。
しばらく突き出しのマグロの煮物をつまみつつしばらく待つと、餃子がやってきた。
ぷりっぷりである。今にも溢れ出しそうなタネ。適切に的確に焼かれた、文句のつけようが無い大き目の餃子。
併せて、いもサラダもオーダーする。ポテトサラダである。
餃子も、いもサラダも、全てが手作り。この時点で3000円は支払いたい気持ちだ。
日曜の午後ということもあり、店内のテレビには競馬中継が流れている。
競馬には詳しく無いが、おじいちゃんちで流れているテレビに文句を言う人がどこにいるだろうか。興味が無いものでも、ゆったりと異文化として酒のつまみになる。それがこの銚子屋の醍醐味でもある。
さて、餃子も食べ終え、メインレースが始まろうとしている。
何にするのか。
昨今の細かいドリンクメニューは雰囲気を壊す。ビール、清酒、これで良いのだ。
日本酒に何を合わせるかと言えばもちろんそれは、鮭である。
日本人に生まれて良かった、と思う瞬間は、酒を鮭でいただくときである。
脂が適度に乗った鮭が香ばしい。皮まで余すところなく全てが美味しくいただける。
メニューはたくさんあるが、今回はこの辺りで退散である。
お会計をお願いすると2,400円。は、、、何だこのリーズナブルな価格は、、、。
即座に来週の日曜日の予定も確認してしまった。
午後14時から2時間飲んでもまだ16時。
最高の気分である。
その後、近くの銭湯「吉野湯」で風呂を浴びて帰った。